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後藤浩輝騎手の自死について

私も好きな後藤騎手が自殺
何故? どうして? たぶん…

昨日、JRAの騎手、後藤浩輝さんがお亡くなりになった。
享年40歳。死因は自宅での首つり…
二度の大きな落馬事故による負傷から不屈の闘志で復活。
これからまだまだ活躍が期待された一流の騎手だった。
個人的な面識はないが、彼の騎乗する馬の馬券は何度も買っている。
馬券を買った人間を納得させる騎乗をする数少ない騎手の1人だった。

先週のダイヤモンドステークスでの落馬事故の時に嫌な感じはした。
「またかよ」「大丈夫か?」「なんか誰かに呪詛されてんじゃ…」etc。
単に「運が悪かった」の一言で片付けるには続き過ぎる。
「今度も復活出来るのか?」「怪我が軽ければいいけど…」
周囲の心配は、翌日の騎乗&勝利で払拭されたかに思えた。
また、Facebookでの彼の投稿にも変な様子は見られなかった。

最初に今回のニュースを見たのは「競馬総合チャンネル」のニュース。
携帯で同サイトにアクセスしてすぐに目に飛び込んで来たのが
「後藤騎手が自宅で…」のフレーズ。
その頭のフレーズだけで、瞬間的に「自殺」という言葉が頭に浮かんだ。
自分でも理由は分からないが、何らかの予感があったということ。
と同時に冒頭の「何で?嘘だろ?」という疑問も頭に浮かんだ。
どうにも納得がいかない。
で、すぐにPCを開いて色々と検索したが、やっぱり分からない。
まさしく忸怩たる思い。

どうにもこうにも気分が悪い。
嫌な感じが続いていたが、某馬主のブログにヒントがあった。
「ニシノ」や「セイウン」の冠名で有名な西山茂行氏のブログだ。
↓リンク
>>後藤浩輝騎手の自殺について

いわく
>わしは自殺報道を信じていない。
>(土)(日)15頭の乗り馬が決まっているのに
>自殺するほど無責任な男ではない。
>他殺か、事故か?

あぁ、そうだ、そうなんだよな…
責任感の強い男が、他人にもの凄い迷惑をかけるような行為を行うか?
前記した通り私自身は彼とは面識はない。
しかし、これまでテレビで見てきた彼の言動などから、
彼の騎手という仕事に対する思いの強さや誠実さは見てとれていた。
彼が死ねば、当然ながら今週の騎乗馬は乗り代わりになる。
関係者に多大なる迷惑がかかる。
また、彼の落馬の原因となった騎手の事は考えなかったのか?
競馬界が被るダメージのことは?
もちろん家族など、彼の周囲の人々のことも。

たぶん今回の自殺は彼自身の意思ではないと思う。
正確に言えば、彼の意思ではあっても彼の正気の意識ではなかったと思う。
原因はたぶん「病気」みたいなもんじゃないか?

アルコール依存症の患者は身を滅ぼすと分かっていても酒を飲むらしい。
そしてそれは自分の意思ではなく病気が飲ませるのだという人がいる。
麻薬などの薬物依存症の患者もそうだ。
悪いのは本人ではなく「病気」。
後藤騎手が何らかの病気を患っていたという情報はない。
でも、彼は落馬で首を痛めている。
首…。

私は以前、交通事故が原因のムチウチで長く苦しんだ事がある。
頸椎ねんざなど、首が原因の後遺症で苦しむ人は大勢いる。
レントゲンやMRIで関知出来ない様な怪我でも長く後遺症は出る。
後藤騎手の怪我は、そこらの交通事故の比ではない。
後藤騎手も何らかの後遺症を抱えていたのではないか?
それはもちろん単なる肉体的な苦痛という意味だけではない。
首を痛めた後遺症からくる頭痛や体調不良というのはかなり辛い。
俺はそれほどでもなかったが、一種「鬱」の様な症状が出る人もいる。
節制して体調に気をつけていても首や頭が痛くなり、吐き気や目眩もする。
そんな状態が長く続けば、精神だっておかしくなってくる。

意思の弱い人間であれば、周囲もすぐにそれと分かる。
でも、意思が強い人間の場合、周囲はなかなか異常を感知できない。
今回の場合、後藤騎手の意志の強さが災いとなってしまったのでは?
周囲の人間や、掛り付けの医師さえも気づかないうちに、
後藤騎手の精神は蝕まれていたのではないだろうか?
考えて考えた末の行動ではない。
何らかの強迫観念の様なものに追い込まれての行動でもない。
突発的、発作的な事故のようなもの。
そしてそれは度重なる怪我が起因となってしまった精神性の病気。
あるいは意識の混濁とか幻聴、幻覚とか…

先のダイヤモンドステークスの落馬がなければ…
あれがきっかけになった可能性はある。
でも、それはただのきっかけに過ぎず、根本的な部分は…
回避は出来なかったのか? 出来たかもしれない。
でも、結局は「覆水盆に返らず」。
「何故?、どうして?」というやりきれない疑問に対して、
自分なりの回答を見つけたとこで何かが変わるわけではない。
ただ、嫌な思いは文章にする事で少しは整理がつくから…

しかし、本当に勿体ない。
残念だ。

後藤浩輝さんは素晴らしい騎手でした。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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by a-power | 2015-02-28 18:53 | 競馬