LT1を搭載したZ28の問題点

コメントに対する解答

>>あと“LT1エンジンというのは、ちょっと問題もありますが”というのが
>>気になります。もしできればどういう問題があるのか教えてください。
(Commented by ゆう at 2006-03-31 04:09 x)
というご質問に関してですが……

まずその前に、
『93〜97年型のZ28に搭載されたLT1エンジンというのは、
ちょっと問題もありますが、』という私の記述が不適切でした。
というのも、LT1エンジン自体に問題があるというよりも、
『LT1を搭載したZ28の整備性の悪さに問題がある』
と書くべきでした。

つまり何が言いたかったかというと、
 「LT1を搭載したZ28は整備性が悪い」
=「きちんと整備されていない個体(中古車)が存在する」
=「粗悪な中古車を買うと後で苦労する可能性が高い」
といった三段論法を言外で展開していたのです。
やっぱりかなり説明不足でしたね。

さて、では「LT1を搭載したZ28の何が問題なのか?」
あるいは「どう整備性が悪いのか?」
ということについてですが、

まず第1に
「4thカマロはかなりフロントミッドシップなクルマである」
ということが大変重要なファクターになります。
4thカマロは相当ロングノーズのボディデザインですが、
エンジンはかなり奥まったところにマウントされています。
極端な言い方をすれば、エンジン本体の1/3くらいは
フロントウインドーの下辺りにあると言ってもいいでしょう。
ノーズ部分は言ってしまえばハリボテみたいなものです。

第2に
「4thカマロのエンジンルームはかなり狭い」
ということが問題となります。
V8エンジンを詰め込むと隙間(余裕)は全くありません。
エンジンルームの広さから言えば、3.8リッターV6がベストマッチです。

で、第1と第2の事実から導き出される答えは
「LT1ユニットを搭載した93〜97yのZ28はメッチャ整備し難い」
となるのです。
私は色々なショップで愛車のメンテナンスをしてもらってますが、
ほとんどのメカニックが「LT1のメンテナンスや修理は面倒臭いから嫌!」
と、口を揃えます。
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↑4thカマロの中でもLT1を搭載したZ28のエンジンルームはキツキツ!
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↑例えばプラグやプラグコード交換する場合、
ボディの下から手を入れてプラグを抜き差しするのだが、
ほとんど隙間がないもんだから…
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↑うっかりすると流血してしまう。
これだからメカニックに嫌がられるのである。


また、整備性の悪さ以外にも少し問題があります。
それはウォーターポンプ&デスビです。
何か特定の『弱点』を持ったアメ車は少なくありません。
アストロのワイパーモジュールやベルトテンショナーなどは有名だし、
4thカマロの3.8リッターV6のプラグコード、
リンカーンナビゲーターのエアサス、
最近ではクライスラー300Cのミッションとか、
まあどんなクルマにも1つ2つは弱点はあるものです。
が、前記したZ28のウォーターポンプ&デスビは、
パーツの価格が高いだけにかなり痛い。
対策方法が全くないわけでもないんですけどねぇ……
ま、長く4thのLT1を愛車にしていれば、誰でも1度や2度は
ウォーターポンプとデスビのトラブルには見舞われます。
で、普通はウォーターポンプだけで5〜6万円。
デスビも合わせれば15万円コースですかね。
早いクルマは5〜6万kmに1回くらいやっちゃう場合もありますからね。
ちなみに私の現在の愛車もウォーターポンプとデスビは換えてます。

ま、そんなわけで「初めてのアメ車」として買うのであれば、
LT1のZ28よりはV6の方がいいかな? と、思ったわけです。
カマロのエンジンについては近い内に1度まとめてみようと思います。
あんまり詳しくやっちゃうと雑誌が売れなくなるから、
触り程度になるとは思いますけどね(笑)
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by a-power | 2006-04-06 18:34 | シボレー・カマロ
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